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    授業内容詳細

 環境と経営
   Environmental Issues Related with Business Administration
授業科目区分
共通教育科目・総合科目(学際分野)
担当者 塩谷 茂明(教授)
グレード G2
テーマ 地球環境、環境経営、環境経済などの概要について考える
キーワード 地球環境,環境金融,環境経営,環境経済,環境会計,CSR,EMS,環境教育,環境戦略,環境マーケティング
開講年度
2018
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 近年、世界の人口増加とともに急速な世界経済の発展をしてきました。しかし、様々な大気汚染や海洋汚染などによる環境汚染が深刻化しています。急激な経済活動による二酸化炭素に起因する地球温暖化は今後気候変動をもたらし、地球環境は今後ますます悪化することが危惧されています。また、我々の日常の問題として、大量生産、大量消費の結果、ゴミと称されている廃棄物が大量に排出され、廃棄物の不法投棄やゴミ処理による汚染問題が深刻化しています。これらの地球環境の急速な悪化は人間の経済活動によって引き起こされたものです。特に、企業活動が地球環境に多大な負荷を与えています。その結果、地球環境保全を留意して、経済活動を円滑に行う「環境経営」という概念が新しく生まれました。現在では、環境経営および環境経済なしでは、経済・経営は成り立ちません。ここでは、特に、環境経営の意義、現状、対策などの基礎概念を学習します。そして、地球の健全な環境保全を維持しながら人間生活・活動を豊かにする方策を今後考えることができる能力を養います。
履修条件 特にありません。環境経営学および環境経済学についての基礎入門であるため、専門知識を必要としません。地球環境、環境経営、環境経済に興味を持ち、これらの分野の知識や能力を今後一層深めようと考えている学生は、履修してください。
科目の位置づけ(DPとの関連) この科目は、共通教育科目・総合科目の学際分野の一つです。
この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。
環境と経営学を中心とする幅広い専門知識を身につける。
学修の到達目標 環境経営学の基礎が理解できます。
環境経済学の基礎が理解できます。
地球環境の実態が把握できます。
企業の環境への取り組み方などの基礎、人間活動・生活のあり方などが理解できます。
CSR、EMS、環境マーケティング、環境ビジネスなどの概念が理解できます。
授業の方法 授業は、配布資料に基づき進めていきます。紙媒体で説明できない図や動画などの場合は、PowerPointなどによるプレゼンで解説します。
最近の新聞記事などを紹介し、内容について議論します。
期末試験の結果について、講評します。
授業外の学修(予習・復習等) 以下の参考図書を、提示しますので、その都度積極的に参照してください。関連の図書をどれだけ読んだかによって、学修の理解度は深まり、興味もわいてきます。
毎回の授業内容を復習し、次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味などを理解しておいてください。
テキスト・参考書 参考書
野村佐智代、佐久間信夫、鶴田佳史、『よくわかる環境経営』、ミネルヴァ書房
堀内行蔵、向井常雄、『実践環境経営論 戦略的アプローチ』、東洋経済新報社
天野明弘、國部克彦、松村寛一郎、玄場公規、『環境経営のイノベーション 企業競争力向上と持続可能性社会の創造』、生産性出版
鈴木幸毅、所伸之、『環境経営学の扉 社会科学からのアプローチ』、文眞堂
中丸寛信、『地球温暖化と環境マネジメント』、千倉書房
細田衛士、横山彰、『環境経済学』、有斐閣アルマ
栗山浩一、馬奈木俊介、『環境経済学をつかむ』、有斐閣
坪井八十二、根本順吉、笠井彰弘、『自然と経済』、日本関税協会出版部
ジェフリー・ヒール、『初めての環境経済学』、東洋経済新報社
バリー・C・フィールド、『環境経済学入門』、日本評論社
これらの参考書は、授業の中で学んだ専門用語などのより一層の理解に、さらに学習内容に関して一層理解度を高めるために利用してください。
成績評価の基準・方法 期末試験の結果(70%)、ミニ課題(20%)、授業への参加度(10%)を総合的に評価して判定します。期末試験の結果について、講評します。
この科目の履修にあたって 将来、企業における環境に関係する分野で仕事をすると思われる学生は、今後有益な知識を得ることができますので、受講してください。
最近、専門分野として『文理融合』が注目されています。社会科学系の授業だけでなく、自然科学系の内容も取り組んで講義を、進めたいと考えています。本科目で学修する環境は気象学や海洋学などの地球物理、海洋や大気の化学、生物などの自然科学と、海洋環境法、環境経済、環境経営などに代表されるような社会科学との、文理融合の総合的な分野となります。このような複合的な分野に興味を持つ学生は受講してください。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 地球環境

授業の目的・目標、授業の進め方、成績評価の基準・方法などについて、説明します。
人間の経済活動と環境問題の概要を簡単に説明し、その中での環境経済の位置づけを説明します。
(2回目以降の内容は計画であり、授業の進行に合わせて変更することがあります)

第2回 持続可能性、国際的取り組み、環境規制

サスティナビリティ、持続可能な社会、環境規制などについて、学びます。

第3回 CSRと環境問題

CSRの概念などについて、学びます。

第4回 環境経営のフレームワーク、環境マネジメント

環境経営の背景、理念、経営効率、環境マネジメントシステムなどについて、学びます。

第5回 環境リスク、環境戦略

環境リスクの概念、リスク・マネジメント、環境戦略のコンセプトなどについて、学びます。

第6回 環境マーケティング、ライフサイクル・アセスメント

環境マーケティングのコンセプト、戦略、ライフサイクル・アセスメントの考え方、手法などについて、学びます。

第7回 環境コミュニケーション、環境人材育成

環境コミュニケーションの種類、報告書、環境ラベル、環境教育の概略などについて、学びます。

第8回 環境ビジネスと環境技術、環境コンサルティング

環境ビジネス、環境コンサルティング、環境アセスメントの概略などについて、学びます。

第9回 エコーツーリズム、環境金融

エコーツーリズムとは、エコーツーリズムと環境経営の関係、環境に配慮した金融サービスなどを学びます。

第10回 低炭素経済・クリーンエネルギー、カーボンビジネス

低炭素経済とは何か、低炭素経済、クリーンエネルギーとは、排出量取引などについて、学びます。

第11回 ウォタービジネス、生物多様性ビジネス

様々なウォタービジネス、TEEBとビジネス・エシックス、生態系サービスと企業活動などについて、学びます。

第12回 生物多様性ビジネス、持続可能な農林業、環境経済学

認証ラベルの役割、持続可能な農林業の事例、環境問題と経済学、環境経済学とはなどについて、学びます。

第13回 公共財としての環境

公共財とは、公共財の最適供給水準、公共財の私的供給などについて、学びます。

第14回 環境問題と外部不経済

外部不経済とは何か、私的費用と社会的費用、公害などについて、学びます。

第15回 まとめ

授業全体の総括を行います。