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    授業内容詳細

 地域文化論
   Regional Culture
授業科目区分
共通教育科目・一般教養科目(学際分野)
担当者 石田 友梨(助教)
グレード G2
テーマ イスラームを信仰する人々の多い地域を対象に、異文化理解と多文化共生について学ぶ。
キーワード 地域研究,異文化理解,多文化共生,文化,歴史,宗教,イスラーム
開講年度
2017
開講時期
春・秋季集中
配当年次
1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 目的:多角的な視野を養う学際分野の幅広い教養を身につけること。異文化理解と多文化共生社会の実現という現代的な課題に対して、多角的な視点からアプローチし、総合的に理解することを目指す。これにより、グローバル化する現代社会の一員として就業するための基本的能力を育成する。
概要:地域研究の基本的知識の習得と、学問の基本を学ぶ。
①異文化に接触した時の反応と適応についての理論を学ぶ。
②日本における異文化の受容について歴史的に概観する。
③日本にとっては最も縁遠い宗教・地域文化であるイスラームを例に、実践的に異文化を学び、理解していく方法を身につける。
④多文化共存のための具体的指針や行動について、自分なりの意見を形成する。
履修条件 なし。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、共通教育科目・一般教養科目(学際分野)です。経法スタンダードで身につける力のうち、以下に該当します。
 ③幅広い教養や異文化・多文化理解等を通じた“豊かな人間性と国際感覚”
学修の到達目標 ①グローバル化する現代社会の一員にふさわしい、異文化を肯定的に受け入れ、多文化共生を尊重する姿勢を養う。
②自文化について説明ができるようになる。
③異文化について自分で調べ、学んでいく方法を習得する。
④イスラーム文化について説明ができるようになる。
授業の方法 ①基本は講義形式で行ないますが、随時ディベート、ペア・ワーク、グループ・ワークなどのアクティブ・ラーニングを取り入れます。
②授業で取り組む課題について記述回答をしたコメント・シートについては、添削した上で返却し、優秀な回答は授業中に紹介します。
③映像教材、PowerPointを使用します。
授業外の学修(予習・復習等) 授業において課された課題に取り組み、学修した内容の理解が深められるように努めること。毎回の講義で取り上げる内容について、自分なりの意見をまとめ、自分でさらに調べるという作業を繰り返してください。
テキスト・参考書 テキスト:使用しない。
参考書:自分の興味関心の高いものから読み進め、授業外の学習(予習・復習)を行うこと。
①井筒俊彦『イスラーム文化』岩波書店、1994年。
②中国ムスリム研究会編『中国のムスリムを知るための60章』明石書店、2012年。
③桜井啓子編『イスラーム圏で働く』岩波書店、2015年。
成績評価の基準・方法 授業への積極性や貢献度(30%)、コメント・シート(30%)、期末レポート(40%)
履修上の注意事項など 選考は行ないませんし、必要な関連科目もありませんが、異文化理解の基本となる他者を尊重する態度で授業に臨んでください。
この科目の履修にあたって 異文化を学ぶと、自分の世界が広がるような楽しい発見がたくさんあります。授業では日本における身近な問題を取り上げたり、「将来自分がこの国で働いたら」と想像してもらったりします。実際に異文化に接することは楽しいことばかりではありませんが、一度開いた世界を閉ざさないようにしてください。
オフィスアワー 月 16:30~18:00 国際部(E号館1階) 授業の質問、レポート作成支援、大学院進学(人文)


第1回 導入

本講義についての説明。講義の進め方や成績評価の方法について確認します。また、講義内容についての要望についても受け付けます。

第2回 異文化理解

地域の区分、文化の概念とモデルについて。異文化接触と異文化適応、比較文化論など、異文化を学ぶための基礎概念を学習します。

第3回 日本における外国人

日本における外国人とはどのような人々なのか、日本の歴史を振り返りながら学習します。外国人の割合やその推移などについて、統計資料から読み取っていきます。

第4回 国内の日本語教育

日本語教育の視点から、日本における異文化の受容の現況と、多文化共生社会の実現に向けた課題について学習します。

第5回 海外の日本語教育と外交戦略

戦前から現代までの海外における日本語教育について、歴史的経緯と政策の変遷を学習します。

第6回 回教政策と中国におけるイスラーム

現在私たちの暮らしている日本とイスラーム文化には、どのような関係があるのでしょうか。現代の観光政策から、日本におけるイスラーム教研究の始まりへと遡り、中国におけるイスラーム信仰について学びます。

第7回 イスラームの基礎知識①

イスラームの成立とその背景。本講義の基本となるイスラーム文化の基礎知識を身に付けます。まずは、宗教としてのイスラームがいつ、どこで誕生したのかについて学びます。

第8回 イスラームの基礎知識②

イスラームの支配地域の変遷。本講義の基本となるイスラーム文化の基礎知識を身に付けます。アラビア半島で生まれたイスラームが、いつ、どこまで広がっていったかについて学びます。

第9回 イスラームの基礎知識③

イスラームをめぐる現代の社会問題①パレスチナ。本講義の基本となるイスラーム文化の基礎知識を身に付けます。イスラームを信仰する人びとが抱える問題を取り上げ、イスラーム文化についての理解を深めます。

第10回 イスラームの基礎知識④

イスラームをめぐる現代の社会問題②シリア。本講義の基本となるイスラーム文化の基礎知識を身に付けます。イスラームを信仰する人びとが抱える問題を取り上げ、イスラーム文化についての理解を深めます。

第11回 世界各地のイスラーム①

サウジアラビアの文化と歴史。イスラームが生まれたアラビア半島を現在統治している、サウジアラビアについて学びます。その建国とイスラームはどのように関わり、現在イスラームはどのように信仰されているのかについて学習します。

第12回 世界各地のイスラーム②

イランの文化と歴史。ペルシア文明の地イランについて学びます。イランの歴史において、いつイスラーム文化が入ってきて、現在イスラームはどのように信仰されているのかについて学習します。

第13回 世界各地のイスラーム③

インドの文化と歴史。インダス文明の地インドについて学びます。インドの歴史において、いつイスラーム文化が入ってきて、現在イスラームはどのように信仰されているのかについて学習します。

第14回 世界各地のイスラーム④

トルコの文化と歴史。アジアとヨーロッパの架け橋といわれるトルコについて学びます。トルコの歴史において、いつイスラーム文化が入ってきて、現在イスラームはどのように信仰されているのかについて確認します。

第15回 総括

本講義で学ぶべき内容の復習を行ない、知識の定着を図ります。