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    授業内容詳細

 環境と海洋
   Ocean Environment and Marine Ecology
授業科目区分
共通教育科目・総合科目(学際分野)
担当者 塩谷 茂明(教授)
グレード G2
テーマ 海洋学、海洋の役割、海洋環境、海洋の利用、海洋開発などの概要について考える
キーワード 海洋学,海洋汚染,海洋の物性,海洋物理,海洋空間利用,海洋生物,海洋資源,海洋環境,海洋開発
開講年度
2017
開講時期
配当年次
2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 地球表面の70%を占める海洋の役割は様々な面で人間活動に与える影響は大きいが、海洋についてはこれまでにほとんど十分な学習をしていないと思います。海洋とは何かを物理、生物、化学、地学などの自然科学的側面から理解し、海洋の役割を示す海洋科学を学びます。また、地球温暖化、酸性雨、環境ホルモン、海洋汚染など人間活動による海洋環境の破壊が深刻化しています。このように、海洋科学と海洋環境を理解した上で、海洋資源の利用、海洋空間利用などの海洋の有効な利用を目指す海洋開発の現状と将来展望などについても学習します。さらに、海洋の健全な環境保全を維持しながら豊かな人間生活・活動を豊かにする方策を、社会において考えることができる能力を養います。
履修条件 特にありません。海洋と環境に関する専門知識を必要としません。海洋と海洋環境に興味を持ち、これらの分野の知識や能力を今後一層深めようと考えている学生は、履修してください。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、共通教育科目・総合科目の学際分野の一つです。
この科目は、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。
海洋と環境学を中心とする幅広い専門知識を身につける。
学修の到達目標 海洋科学の基礎が理解できます。
海洋環境の基礎が理解できます。
海洋汚染の実態が理解できます。
海洋における人間活動・生活が理解できます。
海洋の利用、海洋開発の現状が理解できます。
授業の方法 授業は、配布資料に基づき講義を進めていきます。紙媒体で説明できない図や動画などの場合は、PowerPointなどによるプレゼンで解説します。
期末試験の結果について、講評します。
授業外の学修(予習・復習等) 以下の参考図書を、提示しますので、その都度積極的に参照してください。関連の図書をどれだけ読んだかによって、学習の理解度は深まり、興味もわいてきます。
毎回の授業内容を復習し、次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味などを理解しておいてください。
テキスト・参考書 参考書
細田龍介、山田智貴 、『環境と海洋』、大阪経済法科大学出版部
日本海洋学会編、『海はめぐる 人と生命を支える海の科学』、日本海洋学会
日本海洋学会編、『海と環境 海が変わると地球が変わる』
日本海洋学会編、『海洋環境を考える -海洋環境問題の変遷と課題―』、講談社
平野敏行、『沿岸域保全のための海の環境科学』、恒星社厚生閣
柳哲雄、『海の科学 海洋学入門』、恒星社厚生閣
野沢源右衛門、『新しい海洋科学』、成山堂
これらの参考書は、授業の中で学んだ専門用語などのより一層の理解に、さらに学習内容に関して一層理解度を高めるために利用してください。
成績評価の基準・方法 期末試験の結果(60%)、ミニ課題(10%)、授業への参加度(30%)を総合的に評価して判定します。期末試験の結果について、講評します。
履修上の注意事項など 地球温暖化、海洋汚染、異常気象、海洋開発、海洋エネルギー、海洋開発など、海洋と環境に関するさまざまな新聞記事やテレビで特集が組まれています。これらに注目し、読む、見ることに努めると、授業に対する視野が広くなり、理解度が高まります。授業だけでなく、積極的に参考書などを読み、知識を高めることを、期待しています。
環境に関連するその他の科目を受講していると講義内容が充実します。
この科目の履修にあたって 将来、海洋や海洋環境に関係する分野に就職を希望する学生は、今後有益な知識を得ることができますので、受講してください。
その他の科目として、共通教育科目「環境と経営」、経済学特別講義「気象と経済・経営について」、経営学特別講義「水産と経済・経営について」、経済学部専門科目「輸送論Ⅰ」、「輸送論Ⅱ」も関連科目となりますので、併せて受講すると、理解度が高くなります。
最近、専門分野として『文理融合』が注目されています。社会科学系の授業だけでなく、自然科学系の内容も取り組んで講義を、進めたいと考えています。この科目で学習する海洋科学は気象学や海洋学などの物理、海水の化学、海洋生物、海洋開発関連や海洋エネルギーなどの自然科学と、海洋環境法、環境経済、環境経営などの社会科学に代表されるように、文理融合の総合的な分野となります。このような複合的な分野に興味を持つ学生は受講してください。
オフィスアワー 木 14:40~16:10 相談ラウンジ(八尾4階) 授業の質問、レポート作成支援、メンタル支援


第1回 宇宙・地球・海の誕生

授業の目的・目標、授業の進め方、成績評価の基準・方法などについて説明します。
宇宙、地球、海の誕生などを学びます。
(2回目以降の内容は計画であり、授業の進行に合わせて変更することがあります。)

第2回 海の歴史、海底

生命の歴史、水の循環、海底地形、海底地質などについて、学びます。

第3回 大気と海洋、海水の物性

太陽放射、海中の光と音、大気大循環、水温、塩分、密度、水塊などについて、学びます。

第4回 海流、潮汐

コリオリ力、地衡流、大循環、潮汐、潮流などについて、学びます。

第5回 波、海の生物

風浪、海洋生物、生態系、生物の分布などについて、学びます。

第6回 海の物質循環、沿岸海域

炭素、窒素、陸棚海域、内湾域、河口域、沿岸湧昇などについて、学びます。

第7回 海洋エネルギー、海洋資源

海洋エネルギーの種類、海洋エネルギーの利用などについて、学びます。

第8回 海洋調査・探査

海洋調査の目的・内容、深海調査、深海探査、人工衛星の利用などの概略について、学びます。

第9回 海洋の法律

国際海洋法条約、海洋基本法、関連法令などについて、学びます。

第10回 海洋汚染

汚染物質、汚染の経路、富栄養化、赤潮などについて、学びます。

第11回 沿岸域の環境問題

沿岸域の水質、底質、生態系への影響、水産業への影響、漂流ゴミなどについて、学びます。

第12回 人間生活・活動と沿岸陸域環境

生活排水、産業排水、生活ごみ、産業廃棄物などについて、学びます。

第13回 海上の経済活動

船舶、輸送形態、安全運航などについて、学びます。

第14回 海洋空間利用、海洋開発

各種海洋資源、海洋開発などについて、学びます。

第15回 まとめ

授業全体の総括を行います。