トップページ | シラバス |  
 
    授業内容詳細

 東西文化交流史
   History of East-West Cultural Exchange
授業科目区分
共通教育科目・一般教養科目(学際分野)
担当者 華 立(教授)
グレード G2
テーマ 東西をめぐる文化の旅
キーワード 東西交通路,異文化交流,ヒト・モノ・文化,シルクロード,東洋と西洋
開講年度
2017
開講時期
配当年次
経済学部・法学部1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 東洋と西洋の交流の歴史は古く、ユーラシアの内陸部または海上の交通により、人・物の移動にともないさまざまな異質な文化が行き交い、東西文化の発展に貢献した。この授業では、「シルクロード」と称する東西交通路を介して、西はヨーロッパ、地中海沿岸、東は中国、朝鮮半島、日本列島に至り、どのような文化的交流が行われたかについて、代表的な事例に基づいて解説する。基本的な知識を身につけると同時に、日本文化のルーツと形成過程における異文化交流が果たした役割を理解することを目標とする。
履修条件 特にない。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、共通教育科目の「総合科目」である。経済学部の学位授与方針(DP)に定める「幅広い教養」、「国際感覚」を身につけるための科目であり、または法学部の学位授与方針(DP)に定める「幅広い教養」を身につけるための科目である。
学修の到達目標 1.東西交流の歴史の流れを把握することができる。
2.授業で取り上げた文化交流事項を理解することができる。
3.アジア文化の多様性と重層性を理解することができる。
4.日本文化の形成において異文化交流が果たした役割を理解することができる。
授業の方法 1.講義形式の授業である。
2.配布プリントとパワーポイントを使いながら解説を行う。映像教材もできるだけ活用する。
3.進捗にもとづき、受講生に質問・感想をコメントシートに記入してもらい、教員と受講生の意思疎通を図る。
授業外の学修(予習・復習等) 配布プリント・参考文献を手がかりに授業内容をそのつどで整理し、理解を深めること。
テキスト・参考書 テキスト:指定しない
参考書:
松田寿男『東西文化の交流』(講談社学術文庫、2005年)
栄新江(著)高田時雄(漢訳)『敦煌の民族と東西交流』(東方書店、2012年)
森安孝夫『シルクロードと唐帝国』(講談社、2007年)
成績評価の基準・方法 1.基本知識を有し、歴史の出来事について考える能力を持っていることを重視する。
2.成績評価の方法は、期末試験50%、授業中提出するコメントシート25%、中間テスト25%とする。

履修上の注意事項など 1.授業内容を理解するために積極的な授業参加が必要である。
2.配布プリントや自筆ノートは適宜整理しておく。
3.高校時代の「地図集」があれば持参してください。
4.私語など授業を妨げる行為は厳禁する。
5.質問・議論は大いに歓迎する。
この科目の履修にあたって
オフィスアワー 火 12:10~13:00 教務課(C号館1階) 授業の質問、レポート作成支援


第1回 「東西文化交流」は何を語るか

ガイダンス:授業の趣旨と概要、進め方、授業計画などについて。

第2回 遊牧民と東西交流

草原の道、スキタイ人の黄金文化、東西交流における遊牧民の役割。

第3回 「東洋のコロンブス」―張騫

張騫の西域旅行、シルクロードの開拓、「天馬」を追い求める漢の武帝。

第4回 玉と絹の文化史

東西交易の品々、とくに中国の絹と西域の玉がもつ文化的意味について。

第5回 仏教伝来

インドにおける仏教の誕生、東アジア(中国・朝鮮半島・日本)における仏教文化の受容

第6回 仏教美術の傑作

仏像の誕生。ガンダーラ仏とマトゥラー仏、石窟寺院と壁画の傑作。

第7回 敦煌莫高窟の美

砂漠の大画廊として知られる敦煌・莫高窟を重点的に紹介。ビデオ鑑賞も用意。

第8回 中間テスト

これまでの学習内容の確認。

第9回 三蔵法師の旅と『西遊記』

インドまで旅した唐僧玄奘三蔵の足跡を辿る。伝奇小説『西遊記』との関係も説明する。

第10回 世界都市長安と遣唐使

世界都市と呼ばれた唐の都長安、異国情緒の中心をなす「胡風」文化。日中文化交流の懸け橋となった遣唐使。異国の地に眠った人物も紹介。

第11回 奈良と正倉院

シルクロードの終着駅ともいわれる古都奈良。異国の香り漂う正倉院の宝物を紹介。

第12回 マルコポーロの東方見聞

ヴェネツィア商人マルコポーロの旅、彼が記した東方見聞の数々とは

第13回 海の道と「青花」物語

海の道が発展するにより、中国産陶磁器が輸出ブームに。美しい「青花」が西洋を魅了する。

第14回 探検の世紀(19世紀末~20世紀初頭)

かつてのシルクロード、タクラマカン砂漠に埋もれた多くの文化財、それを掘り出す各国の探検隊、その「功」と「罪」をどう考えるべきか。

第15回 まとめ

以上14回にわたって行った内容の総括、成果の確認。