トップページ | シラバス |  
 
    授業内容詳細

 現代社会と教育
   Education in Modern Society
授業科目区分
共通教育科目・一般教養科目(学際分野)
担当者 岸 優子(講師)
グレード G2
テーマ 現代社会が抱える多様な教育問題を、教育者と被教育者の応答的関係という観点から考察する。
キーワード 教育観,教育臨床,ケアリング,キー・コンピテンシー,社会人基礎力,応答的関係,メンタルヘルス,学力の三要素
開講年度
2017
開講時期
配当年次
1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 この授業では、現代社会におけるさまざまな教育問題を具体的に把握すること、教育者と被教育者との応答的関係を多面的・分析的に理解すること、家庭、学校、地域社会における教育課題に対応しうる教育者としての資質を身につけることを目標とする。具体的には、家庭、学校、地域社会において教育をめぐって生じる具体的な課題を、教育者(親、教師等)と被教育者(子ども、児童、生徒等)との応答的関係(気づく、支える、繋ぐ)に着目して分析する。
履修条件 特になし
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて修得する知識や能力のうち、幅広い教養を身につけることに役立ちます。
学修の到達目標 ① 現代社会におけるさまざまな教育問題を具体的に把握する。
② 教育者と被教育者との応答的関係を多面的・分析的に理解する。
③ 家庭、学校、地域社会における教育課題に対応しうる教育者としての資質を身につける。
授業の方法  講義を基本とする。また受講生の主体的・積極的な学びを実現するために、グループワーク、プレゼンテーション等のアクティブ・ラーニングの形態での学びも体験出来るように配慮する。
授業外の学修(予習・復習等) 配布した資料を用いて予習と復習を行うこと。
テキスト・参考書  教育についての最新情報のプリントを適宜、配布するので、各自、ファイルすること。
成績評価の基準・方法 レポート20%、グループワーク30%、プレゼンテーション30%、まとめ20%
履修上の注意事項など
この科目の履修にあたって
オフィスアワー -


第1回 オリエンテーション

 教育がかかわる様々な領域における、応答的関係を概観し、教育者が身に付けるべき3つの能力(人間を理解する見極める力・見通す力・教育を構築する力)を理解する。次回までに、子どもに関する新聞記事を探してくる。
 

第2回 現代における子どもの危機を少子化から考える

 現代社会における子どもの特徴を理解する。
 あらかじめ現代における子どもの危機(発達障害/過保護/放任/虐待/ネット依存)について、具体的事例を新聞等で調べてくる。

第3回 現代における子どもの危機①気づく

 発達障害、また過保護/放任/虐待を、健常児と親の不適切な関係に由来する発達の遅れ、偏り、歪みという観点から概観する。
 復習として、配布プリントを読んで理解しておく。

第4回 現代における子どもの危機②支える

 エリクソンが提起する「8つの発達段階」に言及し、親子間における適切な応答的関係である「ひと環境」を理解する。
 配布プリントについて、理解を深めておく。.
 

第5回 現代における子どもの危機③繋ぐ

 子どもの危機を克服する社会的な仕組みを概観し、子どもの育ちを支える様々な専門家の役割とその連携・協働について理解する。
 配布プリントについて、理解を深め、質問・疑問等を考えてくる。

第6回 地域における弱者の危機を高齢社会から考える

 レポート課題について説明する。
 現代地域社会における弱者の危機(核家族/貧困/子育て/介護/認知症/孤独死/高齢者虐待)を、具体的事例に即して把握する。

第7回 地域社会における弱者の危機①気づく

 弱者のなかでもとくに高齢者に焦点を合わせ、孤独、うつ病、認知症、高齢者虐待を見極める目を身に付ける。
 自分の身の周りに起きている危機について具体的事例を探してくる。

第8回 地域社会における弱者の危機②支える

 ケアリングの理論を参照し、人間相互の望ましい関係性の在り方を「互恵性」として理解する。
 配布プリントの理解を深め、疑問・質問等を考えてくる。

第9回 地域社会における弱者の危機③繋ぐ

 高齢者の危機を克服する社会的な仕組みを、マクロソーシャルの視点から概観し、専門家・専門機関の連携・協働について理解する。

第10回 中間まとめ

 家庭と地域社会におけるさまざまな教育問題を整理し、学校における教育問題を展望する。

第11回 学校における児童生徒の危機を学力から考える

 学校教育における児童生徒の危機(いじめ/低学力/障害/不登校/貧困)を、具体的事例に即して把握する。
 学校についての学びたいことを考えてくる。

第12回 学校における児童生徒の危機①\気づく

 児童生徒の危機をキー・コンピテンシー(コミュニケーションの道具/対人関係/自己教育)との関連において把握する。
 配布プリントについての理解を深めておく。

第13回 学校における児童生徒の危機②支える

 「学びの共同体」に言及し、教育実践における「学び」の諸相を整理する。
 配布プリントについての理解を深めておく。

第14回 学校における児童生徒の危機③繋ぐ

 児童生徒の危機を克服する社会的な仕組みとして、様々な専門家・専門機関と学校との関係や意義、役割を理解する。
 配布プリントを理解し、疑問、質問を考えてくる。

第15回 授業の総括と今後に繋がる課題

 これまでを振り返り、今後に繋がる各自の課題を明確にする。