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    授業内容詳細

 日本近現代史
   Japanese Modern History
授業科目区分
共通教育科目・一般教養科目(人文分野)
担当者 林 英一(助教)
グレード G2
テーマ 日本の20世紀
キーワード 大日本帝国,ベトナム戦争,植民地支配,日本軍,学生運動,戦後処理,高度成長と冷戦,戦争の記憶,公害,東京オリンピック
開講年度
2017
開講時期
春・秋
配当年次
1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 歴史を学ぶ際に重要なのは、現在です。本授業では、近年の世界が「戦争と虐殺の世紀」と呼ばれた20世紀に「先祖返り」している、と言われていることを踏まえ、20世紀の日本史を体系的かつ集中的に学びます。具体的には、大日本帝国とその周辺の時代(1868-1954)と、高度成長とその後の時代(1955-現在)に区分し、順次検討します。その上で両時代を比較し、そこから今日への教訓を引き出します。予習復習を怠らなければ、国家資格の通訳案内士試験の筆記試験科目「日本歴史」が免除される、歴史能力検定2級(日本史)レベルをこえる知識を身につけられるでしょう。
履修条件
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 共通教育科目・一般教養科目(人文分野)の一つで、幅広い教養と国際感覚、論理的な思考力と豊かな表現力を身につけることに役立ちます。
学修の到達目標 近現代史の「見方」を知ることで、世界の時事問題を長期的視点から理解・分析できる能力を養います。
授業の方法 レジュメとテキストに基づき日本語で講義します。毎回授業内小課題を出し、学生の理解度を確認しながら進めます。また資料映像を流し、視覚的理解を促すことに努めます。
授業外の学修(予習・復習等) 幸いなことに20世紀の歴史は、まだ生き証人からのオーラル・ヒストリーが可能です。ぜひ身近な大人の生き証言に耳を傾けてください。
テキスト・参考書 授業で使用するため、下記のテキストと参考書を購入してください。
笹山晴生他『アナウンサーが読む聞く教科書 山川詳説日本史』2013年、山川出版社
林英一『残留日本兵』2012年、中公新書
林英一『戦犯の孫』2014年、新潮新書
成績評価の基準・方法 授業内小課題(20%)、期末レポート(80%)で評価します。
履修上の注意事項など 特に選抜を設けません。
この科目の履修にあたって 担当者開講の「日本史概論Ⅱ」、「日本近現代史」を聴講することで、相乗効果が期待できるでしょう。なお、担当者は歴検1級(日本史)を取得しています。
オフィスアワー 火 16:20~17:50 教務課(C号館1階) 授業の質問、メンタル支援


第1回 ガイダンス

「短い20世紀」などの概念を参照しながら、20世紀の時代像を掴む。

第2回 大日本帝国の統治構造

大日本帝国の制度と組織を概観する。

第3回 日清・日露戦争

両戦争の共通点と相違点を正確に知る。

第4回 日本の植民地支配の特徴

台湾、朝鮮、南洋群島における日本の支配を比較する。

第5回 日本の孤立化

日本が國際聯盟から離脱する過程を辿りながら、日中戦争の背景を押さえる。

第6回 日本軍

日本軍という組織の特徴を正確に把握する。

第7回 戦史研究

アジア・太平洋戦争の戦史を考察する。

第8回 戦後処理

連合国による対日戦犯裁判を概観し、日本の戦後処理の特徴を理解する。

第9回 高度成長と冷戦

高度成長と冷戦の枠組みを把握する。

第10回 公害

四大公害病について正確に理解した上で、今日の環境問題について考える。

第11回 東京オリンピック

1964年の東京オリンピックの経験から、未来の東京オリンピックを展望する。

第12回 ベトナム戦争と日本

ベトナム戦争が日本にもたらした恩恵と反戦運動について学ぶ。

第13回 学生運動

当時の若者たちが直面していた問題について考える。

第14回 戦争の記憶

豊かな日本に出現した日本兵をめぐる騒動から、1970年代の戦争の記憶を考察する。

第15回 まとめ

これまでの講義を踏まえ、戦争の時代と経済成長の時代を比較し、戦争と格差の関係性を考察する。