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    授業内容詳細

 倫理学
   Ethics
授業科目区分
共通教育科目・一般教養科目(人文分野)
担当者 渡邉 浩一(准教授)
グレード G2
テーマ 倫理学による社会科学入門
キーワード 倫理学,社会科学,(倫理学の)古典,(社会科学の)全体像
開講年度
2017
開講時期
配当年次
経済学部・法学部1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 経済学・法学をはじめとする社会科学系の諸学は、もともとは倫理学(道徳哲学)のなかで育まれ、そこから派生してきたものです。ですが、各分野が一人立ちしてから長い年月がたち、いまではそれぞれの出発点もお互いの横のつながりも見えにくくなってしまっています。それは近年、学際的な取り組みの必要性が説かれる理由の一つでもあります。
本科目「倫理学」は、共通教育科目・一般教養科目(人文分野)の一科目として、広く倫理学に関する古典に触れ、そこで提起されている問題を精確に理解し、その問題を自分の問題として考える力を養うことを目的とします。またその際、倫理学のはじまりから現代に至る流れを社会科学系の諸学の成立過程と関連づけて取り扱うことで、参加者が自分の専攻を大きな展望のもとで捉え直せるようになることを心がけます。
学年・専攻に関わりなく、自分の学びの立ち位置を確認したい学生のための科目です。
履修条件 特にありません。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 共通教育科目・一般教養科目(人文分野)の一科目として、「幅広い教養」を育み、ひいては「現代社会の諸問題を理解」することを目的とします。
法学部専門教育科目・基礎法系および政治学系、経済学部専門教育科目・経済学史の諸科目とあわせて履修することで、各科目の理解がさらに深まるものと期待されます。
学修の到達目標 1)倫理学との関連で社会科学についての全体的イメージをもち、自身の専攻する学問の位置づけを説明できる
2)倫理学および社会科学の古典のなかで提示されている問題について、その理解を精緻化するための調べものができる
3)倫理学および社会科学の古典のなかで提示されている問題を自らの問題として受けとめ、自分の考えを述べることができる
授業の方法 主として、PowerPointと板書を併用した講義形式によります。
・予習課題・授業内課題と関連して、参加者との(また参加者間での)質疑応答も行います。
・教材については、毎回ワークシートを配布し、授業後、Web(IT's class等)にアップします。(ノートを用意する必要はとくにありません。)
・課題のフィードバックは、授業内および次回授業時に行います。
授業外の学修(予習・復習等) 授業の内容理解をスムーズにするために、毎回、簡単な予習課題(調べもの)を課します。毎回授業時に、そのためのワークシートを配布します(ので、各自ファイルを用意しておくことをおすすめします)。
テキスト・参考書 1)配布プリントによります(テキストは使用しません)。
2)参考書については授業時に適宜紹介します。
成績評価の基準・方法 1)毎回の課題・ワークシート 60%
 (課題の評価の観点についてはワークシートに記載します。)
2)学期末レポート 40%
 (評価基準の詳細については内容のアナウンス時に別表を配布します。)
履修上の注意事項など ・毎回の課題への取り組みが評価の60%を占めるので、その点に留意して履修してください。
・履修・評価等に関連して固有の事情がある学生は、初回または第2回の授業時(またはその時期)に個別に相談してください。
この科目の履修にあたって 以下のような問題意識をお持ちの方におすすめです。
・社会科学系の大学に入ったけれど「社会科学」というのがもう一つよく分からない。
・自分は〇〇学を専攻した(/する予定だ)けれど他の専攻とのつながりが気になる。
・大学で学べる学問について、全体としての展望がほしい。
オフィスアワー 木 12:10~13:00 花岡コモンズ 授業の質問、国語の基礎、レポート作成支援


第1回 社会科学と倫理学

イントロダクション

第2回 倫理学の原点①

プラトン『ソクラテスの弁明 クリトン』に即して

第3回 倫理学の原点②

アリストテレス『ニコマコス倫理学』に即して

第4回 倫理学の原点③

アリストテレス『政治学』ほかに即して

第5回 宗教と倫理学

アウグスティヌス『神の国』に即して

第6回 政治学と倫理学

マキアヴェリ『君主論』ほかに即して

第7回 法学と倫理学

ホッブズ『リヴァイアサン』に即して

第8回 経済学と倫理学

スミス『道徳感情論』『国富論』に即して

第9回 社会学と倫理学

モンテスキュー『法の精神』に即して

第10回 国際法と倫理学

カント『人倫の形而上学』『永遠平和のために』に即して

第11回 行政学と倫理学

シュタイン『行政学ハンドブック』に即して

第12回 経営学と倫理学

テイラー『科学的管理法』/ドラッカー『企業とは何か』に即して

第13回 環境・倫理学

レオポルド『野生のうたが聞こえる』/ヨナス『責任という原理』に即して

第14回 生命・倫理学

エンゲルハートほか『バイオエシックスの基礎』に即して

第15回 社会科学と倫理学

まとめ