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    授業内容詳細

 言語学
   Linguistics
授業科目区分
共通教育科目・一般教養科目(人文分野)
担当者 柳田 亮吾(講師)
グレード G2
テーマ 言語の特徴を理解し、分析をする
キーワード 音韻論,音声学,形態論,意味論,語用論,社会言語学,談話分析
開講年度
2017
開講時期
配当年次
1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 この授業では、最初に言語とは何か、言語学では何を研究するのかについて概観する。その後、言語学に含まれる各研究分野について学ぶ。具体的には、①音について扱う音声学・音韻論、②語と文の構造を研究対象とする形態論・統語論、③単語や意味を扱う語彙論・意味論、④話し手の意図を扱う語用論等がある。これらを通じて、言語学の主要な研究分野を知り、その基本的な知識を理解すること、日本語の特徴を理解すること、学んだ知識をもとに、実際の言語現象を分析すること、言語の分析を通して社会や文化について考察することを目的とする。
履修条件 ・特にありません。ことばに興味のある学生は誰でも歓迎します。
・留学生も大歓迎ですが、講義は日本語で行います。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて修得する知識や能力のうち、幅広い教養を身につけることに役立ちます。
学修の到達目標 ・日常で何気なく使用している言語を反省し、批判的に考察することができる。
・日常の言語使用を、言語学の観点から分析することができる。
・言語現象を多角的な視点から考察することができる。
授業の方法 ・基本的には講義の形式で行います。
・随時、ペアワークやグループワークを取り入れ、言語現象について考察する機会を設けます。
・知識を学ぶだけでなく、その知識をもとに言語現象を分析することが求められます。
・受講生は、分析を授業内で発表、またはレポートという形で提出してもらいます。
授業外の学修(予習・復習等) ・講義後には、学んだことをもとに日常生活の言語現象や言語使用を観察し、分析する課題が毎回課されます。そのために、日常で何気なく使っていることばを批判的に省みることが求められます。
テキスト・参考書 ・授業では一定のテキストは使用せずに、随時、配布資料を活用します。

・参考文献:
 ①佐久間淳一・加藤重広、町田健(2004)『言語学入門』研究社
 ②橋内武(1999)『ディスコース―談話の織りなす世界』くおしろ出版
 ③鈴木 聡志(2007)『会話分析・ディスコース分析―ことばの織りなす世界を読み解く』新曜社
成績評価の基準・方法 ・授業への積極的参加度(コメントペーパーを含む):25%
・授業外課題:25%
・授業内発表:30%
・レポート:20%
履修上の注意事項など ・基本的にはシラバスに記載されている授業計画をもとに進めていく予定ですが、受講学生の興味関心によっては、授業の内容やスケジュールが一部変更される可能性があります。
・発表やレポートの際には、文献を読み、適切に引用・参照することが求められます。レポートにおいて剽窃が見つかった場合は、この授業の単位を付与しません。剽窃については授業中に詳しく説明します。
この科目の履修にあたって 家で家族と過ごしている時、大学で講義を聞いている時、友達と話している時、アルバイトをしている時など、日々の生活を送るにあたって私たちは絶えずことばを使っています。話ことばであれ書きことばであれ、ことばを使わずあるいは見聞きしない日は一日もありません。そんな私たちにとってことばをつかうことは「あたりまえ」のことです。この授業ではその「あまりまえ」がどのような仕組みで行われているのかを様々な観点から考えていきたいと思います。まずは「あたりまえ」に使われていることばに対して「なぜ?」という疑問を抱くことが大事です。英語や日本語学習といったいわゆる語学とは違う、言語学について共に学びましょう。
オフィスアワー


第1回 イントロダクション①

言語とは何か。
言語学とは何か。
言語学と隣接分野。

第2回 イントロダクション②

言語学の基本的な概念について。
第一言語と第二言語の習得について。
コミュニケーション能力について。

第3回 音のレベルからみたことば

音声学、音韻論概論

第4回 語のレベルからみたことば

形態論概論

第5回 文のレベルからみたことば

統語論概論

第6回 意味のレベルからみたことば

意味論概論

第7回 発表

学生それぞれの分析を授業内で発表

第8回 ことばと社会①

言語変異(地域方言、社会方言、レジスター)

第9回 ことばと社会②

言語とその地位(国家公用語、英語帝国主義、絶滅危惧言語)

第10回 ことばとその使用

語用論概論(言語行為理論、協調の原理)

第11回 ことばと対人関係①

ポライトネス研究概論

第12回 ことばと対人関係②

ポライトネス研究の進展

第13回 文を超えたレベルからみたことば①

会話分析概論(隣接ペア、順番取りのシステム、選好)

第14回 文を超えたレベルからみたことば②

批判的談話分析概論(動作主なき受動文、名詞化)

第15回 発表

学生それぞれの分析を授業内で発表