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    授業内容詳細

 東洋史
   Orient History
授業科目区分
共通教育科目・一般教養科目(人文分野)
担当者 小野 達哉(講師)
グレード G2
テーマ 伝統中国社会の成立と展開
キーワード 科挙制度,士大夫社会,儒家思想,皇帝政治,南北の差異,農村と都市・商業,朝貢・互市システム,近代化像
開講年度
2018
開講時期
配当年次
経済学部・法学部1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 10世紀から19世紀にかけての中国は、伝統中国あるいは近世中国と呼ばれ、現在までつづく社会・文化の原型が形作られた時代であり、皇帝の独裁政治を科挙官僚が支える体制が長きにわたって続いた点に歴史的特質を有する。この講義では、こうした伝統中国のあり方について、第一に社会の面から、第二に政治面のから、第三に経済の面から様々な切り口で学んでゆくことにする。またこれに加えて、中国は文化的な先進地域として、周辺諸国との交流を通じ、東アジア文化圏を長きにわたって形成してきた。この講義ではさらに、中国の思想・文化の特色を学んだ上で、これが東アジアの周辺諸国にどのように受容されていったのかという点から、対外関係の枠組みや文化交流のあり方についても学ぶ。これらの講義を通じて、学生諸君には最終的に、中国が西洋の衝撃を受けた結果、社会経済のあり方が如何に変容し、近代化の方向へ如何にして向かってゆくことになるのか、そのイメージまで掴んでもらいたいと考えている。
履修条件 特にない。
科目の位置づけ(DPとの関連) 共通教育科目・一般教養科目(人文分野)の一つで、「幅広い教養」を育む。
学修の到達目標 ①中国史の基本事項について理解し説明できる。
②東アジア史上の文化交流について理解し説明できる。
③中国的伝統のあり方につい理解し説明できる。
④中国の近代化像について理解し説明できる。
授業の方法 ①講義形式でおこなう。
②毎回レジュメを配布する。
③毎回小テストをおこない採点した上で返却する。
授業外の学修(予習・復習等) ①次回の授業範囲のキーワードを指定するので、辞典等で事前に調べておくこと。
②授業時に指定された参考文献の該当箇所を読んでおくこと。
③授業で配布したレジュメを見直し、内容の理解を深めておくこと。
④返却を受けた小テストを解き直し、内容の理解を深めておくこと。
テキスト・参考書 テキスト:指定しない。プリントを使用する。
参考書:吉田光男ほか『東アジア近世近代史研究』(放送大学教育振興会、2017年)

成績評価の基準・方法 小テスト30%(毎回の授業時におこなう。全15回)、定期試験70%(論述形式の問題を出題する。講義内容の理解度を問う)
この科目の履修にあたって この講義を受けるに当たって、予備知識は必要としないが、日本史・東洋史・西洋史を問わず、歴史全般に興味を持ってほしい。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 ガイダンス

講義の趣旨・概要、注意事項、成績評価の方法などについて説明する。

第2回 伝統中国社会の原型①

士大夫を指導者とする社会を築くのに、科挙制度が如何なる意味をもったのか説明する。

第3回 伝統中国社会の原型②

士大夫階級が担い手となったことで、中国の思想・文化が如何なる特色を帯びたのか説明する。

第4回 伝統中国政治の原型①

明の太祖朱元璋を例にとり、皇帝政治が極限まで強化された時代の特色について説明する。

第5回 伝統中国政治の原型②

明の太祖朱元璋の話の2回目。皇帝が独裁政治を通じて何を目指したのか説明する。

第6回 伝統中国経済の原型①

生態史観の見地から、中国の南北の環境の差異を対比し、経済状態のあり方の相違について説明する。

第7回 伝統中国経済の原型②

10世紀から19世紀まで農村・農民生活が長期的にどのように変化したのか、その特色を説明する。

第8回 伝統中国経済の原型③

10世紀から19世紀まで都市と商業がどのように発展したのか、その特色を説明する。

第9回 対外関係と文化交流①

東アジア文化圏における対外関係のあり方について、「朝貢」の概念について学ぶ。

第10回 対外関係と文化交流②

東アジア文化圏における対外関係のあり方について、「互市」の概念について学ぶ。

第11回 対外関係と文化交流③

中国―朝鮮・ヴェトナム・琉球の関係を例にとり、対外関係のあり方について説明する。

第12回 伝統中国の変革①

西洋列強との接触が如何に中国を変容させたのかについて、開港と対外交易(経済)の面から説明する。

第13回 伝統中国の変革②

西洋列強との接触が如何に中国を変容させたのかについて、地域社会の指導者のあり方(社会)の面から説明する。

第14回 伝統中国の変革③

西洋列強との接触が中国を変容させたのかについて、立憲・専制・革命という概念(政治)の面から説明する。

第15回 まとめ

授業の総括。以上の計画は授業の進捗状況により変更する場合があります。