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    授業内容詳細

 東洋史
   Orient History
授業科目区分
共通教育科目・一般教養科目(人文分野)
担当者 華 立(教授)
グレード G2
テーマ 東アジア世界の成立とその展開
キーワード 東アジア,中国,朝鮮半島,日本列島,歴史の展開,文化的伝統
開講年度
2017
開講時期
配当年次
経済学部・法学部1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 この授業は、多様な自然・人文環境のなかでダイナミックに変容する東アジアの歴史を、中国とその周辺地域(モンゴル高原、朝鮮半島、日本列島などを指す)を中心に考察し、東アジア世界形成の大きな流れを把握する上、当該地域がゆるやかに共有している文化的伝統を理解することを目的とする。授業では、中国史の展開ならびにそれがいかに政治的、文化的に周辺地域に影響を及ぼしたかについて、各時代の重要事項を取り上げながら解説する。受講生の東洋史に関する基本知識の修得と歴史を考える力の育成をめざす。
履修条件 特にない。
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) この科目は、共通教育科目の「総合科目」である。経済学部の学位授与方針(DP)に定める「幅広い教養」、「国際感覚」を身につけるための科目であり、または法学部の学位授与方針(DP)に定める「幅広い教養」を身につけるための科目である。
学修の到達目標 東アジア世界の歴史的・空間的な展開を知ることを目標とする。具体的には以下の3点:
1.東アジア史の大きな流れをつかむことができる。
2.授業で取り上げた重要事項・用語の説明ができる。
3.東アジア史の諸現象に関心を持ち、自分の考えを説明することができる。
授業の方法 1.講義形式の授業である。
2.配布プリントとパワーポイントを使いながら解説を行う。映像教材もできるだけ活用する。
3.授業に対する理解度を確認するため、コメントシートを利用して受講生との意思疎通を図る。
授業外の学修(予習・復習等) 配布プリント・参考文献などを手がかりに授業内容をそのつどで整理し理解を深めること。
テキスト・参考書 テキスト:指定しない
参考書:
布目潮渢・山田信夫編『新訂 東アジア史入門』(法律文化社、1995年)
成績評価の基準・方法 歴史の基本知識の有無、歴史事項に対する考える力の有無を重視する。
成績評価は、期末試験60%、コメントシート20%、中間テストまたはレポート20%とする。
履修上の注意事項など 1.積極的に出席すること。
2.配布プリントや自筆ノートを適宜整理しておくこと。
3.自主的に考える姿勢を持つこと。
4.授業内容に対する質問や議論は大歓迎だが、私語・携帯電話の使用など授業を妨げる行為は厳禁する。
この科目の履修にあたって 歴史学は年表片手で丸暗記の学問ではない。歴史学は史料のもとで人類の歩みを分析・検討し、流動する現実と未来を見極めようとしている。諸君は授業に積極的に出席し、各々の時代の「何故?」「それで?」について探求してみよう。
オフィスアワー 火 12:10~13:00 教務課(C号館1階) 授業の質問、レポート作成支援


第1回 東洋史へのいざない

ガイダンス。授業の趣旨、進め方、概要などを説明。

第2回 神話と中国文明のあけぼの

東洋の自然環境に育まれた中国文明について。古代神話や考古学発見にみる中国文明の多元性を考える。

第3回 諸子百家と東洋思想

東洋思想の発展に大きな影響をもたらした諸子百家の成り立ちや学派の特徴、とくに儒学の場合。

第4回 ファーストエンペラー・秦の始皇帝

中国初の統一を成し遂げた秦の始皇帝、統一に成功した理由、兵馬俑は何を語るか。

第5回 万里の長城をめぐる攻防

万里の長城の歴史を、遊牧民と歴代中国王朝の攻防史から概観する。

第6回 4-7世紀の朝鮮半島

高句麗・新羅・百済三国の興亡や朝鮮半島をめぐる国際情勢、重要資料広開土王碑(=好太王碑)についても紹介。

第7回 仏教文化の伝来

インド発祥の仏教文化がいかに東アジアに伝えられたか、その歴史を辿る。

第8回 唐帝国と東アジア文化圏

東アジア文化圏の共通要素とはなにか、その重要な特徴である律令文化の成立と広がりを考察。

第9回 漢字文化の広がり

東アジア文化圏における漢字文化の形成、東アジア・東南アジア諸地域への漢字文化の広がりについて考察する。

第10回 チンギス・ハンとモンゴル帝国の成立

蒼い狼とよばれるモンゴル民族の興起、チンギス・ハンの生涯を中心に説明する。

第11回 フビライ・ハンと大モンゴル時代

フビライ・ハンとモンゴル帝国のさらなる成長、世界史における大モンゴル時代の意義についても考える。

第12回 唐船来航と長崎

鎖国日本に来航した外国船の主役は唐船(中国船)であった。長崎貿易の実態をエビソード交えて紹介。

第13回 18世紀の東洋と西洋

清帝国の隆盛期、皇帝に奉仕した宣教師たち。清朝はなぜ近代化のチャンスを逃したかについて考えてみる。

第14回 19世紀の東洋と西洋

列強とアジアの三角貿易、アヘン戦争と南京条約、清の「開国」、そして日本と朝鮮の「開国」。

第15回 まとめ

「温故知新」、歴史から学ぶもの。授業の総括。

(以上の計画は授業の進捗により調整する場合があります)