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    授業内容詳細

 日本史
   Japanese History
授業科目区分
共通教育科目・一般教養科目(人文分野)
担当者 前田 晴人(客員教授)
グレード G2
テーマ 自国の歴史・文化と社会の歩みを概観し、歴史における個人や集団の役割を明らかにする。
キーワード 歴史における個人と集団の役割,文字史料と映像
開講年度
2017
開講時期
配当年次
1・2・3・4
単位数
2

授業の目的及び概要 この授業では、古代からアジア太平洋戦争までの日本の歴史を解説し、それぞれの時代の政治・経済・社会・思想等の全体的な特徴をつかめるように講義を行うことで、自国の歴史や文化の進運を総合的に理解することを目的とします。歴史の一貫した流れを概観しつつ、市民として必要とされる日本の歴史についての豊かな知識と同時に、専門科目を学修するために必要な知識の修得も目指します。また、歴史を自分自身の論理や観察力で考察する力も身につけます。
履修条件 特になし
科目の位置づけ(DP・CPとの関連) 教養部の一般教養科目の一つです。古文の読み方、史料の読み方、事象の論理的な処理方法など、歴史学の基礎を学べる講義にしたいと思います。
学修の到達目標 歴史が面白い、また奥が深いということを実感できる講義をめざします。
授業の方法 授業は基本的に講義と映像の二本立てで行い、感想文や講義のまとめを提出してもらいます。また歴史は史料によって語られ構成されますので、史料の読み方を大切にする講義にします。毎回の講義で史料を読解するコーナーを設け学生諸君とともに読み議論を展開します。課題は必ず課していますが、学外の資料館を利用し見学することになります。講義と並行して日本史関係の新書を読む課題もあります。
授業外の学修(予習・復習等) 毎回の宿題はありませんが、指定した講義に関わる諸課題はすべて提出して下さい。
テキスト・参考書 配布プリントを使用し、基本的には学内で手に入る教材を使用しますので教科書は不要です。参考書としては日本史関係の新書や個人の伝記が有効ですが、購入の必要はありません。
成績評価の基準・方法 期末試験(60%)、数回の課題レポート(25%)の評定、資料館見学報告(15%)の提出状態をもとに評価します。授業への積極的参加度も加味します。
履修上の注意事項など 例年いくつかの課題を出していますので、きちんと提出して下さい。
この科目の履修にあたって できるだけ日頃より歴史書を読む習慣をつけるようにして下さい。歴史は史料の解読から始まるという原則を知ることができるような講義を目指します。
オフィスアワー


第1回 ガイダンス並びに古代王権の成立

講義の概要説明と受講生への要望。縄文から弥生・古墳時代への推移と、王と王権の成立、邪馬台国、倭の五王の時代、六世紀の動乱までを見通します。

第2回 日出処の天子・仏教と聖徳太子

仏教を中心に渡来人と渡来の文化がもたらしたものを、聖徳太子に焦点を当てて検討します。果たして太子は何をした人物でしょうか。

第3回 日本・天皇・律令国家の誕生

大化改新からはじめて奈良時代の政治と文化を考えます。大宝律令の制定は日本社会に文字を普及させる契機となり、文書主義による支配システムが完成します。

第4回 摂関政治と平安貴族の生活

遣唐使の停止と摂関政治の推移・国風文化の成立事情を明らかにし、地方における武士の発生と院政への推移をたどります。王朝国家の破綻は何をもたらしたのでしょうか。

第5回 天神信仰の起こり・菅原道真

最強の怨霊はどのようにして誕生したのか、道真はなぜ学問の神様となったのか。社会の基層信仰と官僚制の仕組みに留意しながら検討します。

第6回 平清盛・平家に非ずは人に非ず

平家物語の世界と平氏政権の現実とを対比しながら平安時代末の政治と争乱をトレースします。

第7回 鎌倉幕府・武家政権と御家人

鎌倉幕府の成立事情と承久の乱の歴史的意義を考えます。源頼朝の戦いと御家人らの掌握術を究明し、幕府の成立過程を明らかにします。

第8回 乱世を制するリーダー・足利尊氏

室町初代将軍になり乱世のリーダーとも言うべき尊氏の生涯をたどり、後醍醐天皇の建武の親政を破綻させ武家政権再興に腐心した尊氏の理想と苦悩に迫ります。

第9回 戦国の雄・武田信玄の戦略

戦国大名として名高い武田信玄の領国経営を詳しく検討します。古来より生産性の低い甲斐国に彼はどのようにして強力な騎馬軍団を創り上げることができたのでしょうか。

第10回 執念の戦争・信長と石山本願寺

信長が最も手をやいたのは本願寺教団が指導する一向一揆でありました。信長と顕如との闘争がどのように推移したのか、一揆の下部組織の命運をも視野に収めてみます。

第11回 秀吉の天下統一と唐入り

秀吉の治績には主君信長から受け継いだものと、秀吉独自のものとが交錯しています。どの時点のどの政策から秀吉は天下人に脱皮したのでしょうか。検討してみたいテーマです。

第12回 幕藩体制の成立

家康の覇権から元禄期までの時代を見通します。鎖国体制の形成に島原一揆が大きい影響を与えています。この一揆の実像を中心に幕藩体制の成立過程を検討します。

第13回 近世の庶民文化幕政改革

近世後半期の政治的・経済的背景を探り、生産者農民や町人が歴史の表舞台に登場する様子と、幕藩体制解体への流れを把握します。

第14回 映像で見る近代

明治維新から第二次世界大戦終結までの歴史を概観します。帝国主義戦争の時代を映像を利用して考えることにします。

第15回 まとめ並びに侵略の証言

講義の総まとめを行い、戦争の証言を通して帝国主義戦争の実体を検証します。