法律学科

法学部学生研究発表大会

法学部の各ゼミが日頃の研究成果を発表する「法学部学生研究発表大会」(2016年12月1日開催)。
17回目を迎えた今回は、昨年よりも16チーム上回る54チームがエントリー。
また、今年度からは各会場の第1席を集めた決勝戦も行われ、最初から最後まで学生たちの熱い戦いが繰り広げられました。

法学部学生研究発表大会とは

研究成果の発表と交流を通じて、将来につながるチカラを養う

法学部学生研究発表大会は、
(1)実学を支える専門性、国際性、人権感覚を涵養し、社会の発展と平和に貢献する人間を育成すること。
(2)正義と公平に基づく法的素養を活用しながら、現代社会の当面する諸課題を理解し、解決策を考えることができる人間を育成すること。
(3)学生の専門演習の研究に発表の機会を与え、学生の自己肯定感を伸長するとともに、専門演習等の交流の場とすることで、大学全体の専門性をさらに向上することを目的に2000年度より開催されており、今回で17回目の開催を迎える大会です。

法律上、政策上の様々な諸問題を中心とした54チームの発表を696名の学生が聴く

2016年度第17回法学部学生研究発表大会は、過去最多の54チームがエントリー。観衆となる学生たちも年々増加しており、今年度も昨年度を上回る696名が参加。出場チーム・学生は、A号館及びE号館内の各会場で、教員審査員や学生たちが見守る中、国際社会に関するものから身近な法律問題まで多岐にわたるテーマでこれまでの努力を遺憾なく発揮すべく、堂々とした発表を展開しました。また、学生や教員からの鋭い質問に対しても毅然と回答していました。

2016年度上位入賞者

最優秀賞
公営住宅にも根保証が適用される!?
~極度額が見えても保証人になれますか?~
報告者:難波江美音、桑山優作、上利拓也、髙橋夢美

概要

2015年3月31日に「民法の一部を改正する法律案」が通常国会へ提出された。これにより、多くの分野のうち主に契約制度に大きな変更が加えられ、特に不動産賃貸借に大きな影響が出ることになるのである。
中でも、私たちが注目したのは、保証ルールの改正による影響だ。今回の民法改正により、個人の連帯保証人については「個人根保証契約」にかかる規定が適用されることとなる。
しかし、これにより起こる問題も存在する。一般住宅においては、極度額が設定されることにより、保証人に過大な責任を負わせる弊害を避けることができるが、本来は行政によって管理されるべき公営住宅の契約関係においても、改正された一般法が適用されることになるのだ。すると、住宅に困窮する低額所得者を対象に建設された公営住宅に、ただでさえ保証人を用意することが困難な低所得者が住みづらくなってしまう。これでは、本来の公営住宅の設置目的・在り方からズレが生まれるのではないか。
それでは、そのような問題を解決していくために、行政はどのような対応を行うべきなのか。我々は様々な視点から検討を加え、発表していく。

学生コメント

今回、私たちは『公営住宅にも根保証が適用される!?~極度額が見えても保証人になれますか?~』というテーマのもと、公営住宅における保証契約に「個人根保証契約」が適用されるとどのような問題が起こるのか、また、それらを解決する為に今後行政がどうすべきか、公営住宅の現状や課題を参考に考え発表しました。研究発表大会には三度目の出場となりましたが、今回のテーマは今までと比にならないほど難しく、グループの仲間と共に夜遅くまで頭を捻る日が続きました。レベルの高い発表が多かった中でも第一席を頂けたのは、情報収集や要約、ストーリーやプレゼンテーション作り、本番直前の発表練習まで、あらゆる面に仲間全員で全力を注げた結果だと思っています。ご指導いただいた藤島先生、ゼミのメンバー、応援していただいた皆さん。本当にありがとうございました。

優秀賞
介護殺人~なぜ家族を手にかけるのか~
報告者:大畑羽衣、久保山健秀

A301の部

第一席
性犯罪の厳罰化について
代表者:石原口 匠

第二席
猫ブームの光と影
~動物愛護と餌やり禁止条例~
代表者:山本 真奈美

第三席
なぜ日米地位協定は改定されないのか?~米軍の“治外法権”とは~
代表者:花岡 良太

A402の部

第一席
カジノ法案が日本に及ぼす影響
~カジノは日本を豊かにする?~
代表者:山本 剛史

第二席
冤罪事件について
報告者:東田 佳奈実

第三席
非正規雇用~キャリア形成を中心に~
報告者:向畑 朋美

第三席
NHK 放送受信料について
代表者:甲斐 智範

A502の部

第一席
アメリカの敵はアメリカ自身
報告者:藤田 紘一

第二席
特定秘密保護法の批判的検討
代表者:林 悠作

第三席
大学生の政治的関心
代表者:巽 雄太

A602の部

第一席
同一労働同一賃金について
代表者:古本 翔太

第二席
少年法の改正
代表者:直江 隼汰

第三席
移民の壁となる『破綻国家』
代表者:野林 史敬

A702の部

第一席
公営住宅にも根保証が適用される!?
~極度額が見えても保証人になれますか?~
代表者:難波江 美音

第二席
今市事件と取調べの可視化
代表者:小野山 雅子

第三席
学生ができる難民支援
~難民キャンプ訪問&M4R~
代表者:角屋 志帆

E501の部

第一席
介護殺人~なぜ家族を手にかけるのか~
代表者:大畑 羽衣

第二席
地方における人口減少
~琵琶湖沖島の現状から考える~
代表者:地頭江 祐希

第二席
ペットの先天性異常と販売者の責任
代表者:日髙 智輝

法学部長からのメッセージ

法学部長 教授 田中嗣久

今年で17回目を迎えた法学部学生研究発表大会ですが、年々活気を増しており、今回も大盛況のうちに終えることができました。参加された学生のみなさんや審査員の先生方、さらには運営を支えてくださった教職員の皆さま、本当にありがとうございました。皆様のおかげをもちまして、学生が切磋琢磨する素晴らしい大会であったと感激しております。来年はより素晴らしい大会になるよう、さらなる進歩を目指したいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。



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